「地域福祉」とは、地域の中で誰もが安心して暮らせるように、地域住民と公私の社会福祉関係者が互いに協力して、地域における福祉課題の解決に取り組むことです。地域に暮らす住民自身が主体的に課題解決をめざすことが求められます。
そのために、地域での助け合いや支え合いに基づく福祉活動を総合的・計画的に進めるために定めるものが「地域福祉活動計画」です。
「みんなでつくる支え合いの輪 住む人が輝くまち坂出 ~誰もが役割といきがいを持つ 地域共生社会をめざして~」を基本理念に、5年間の計画で取り組みます。
地域福祉活動計画「第5次 坂出ふくしプラン21」
世界的に例を見ない急速な少子高齢化の進行、経済的困窮や社会的孤立、引きこもりや児童虐待等の増加など、日本社会を取り巻く現状は多くの課題を抱えています。それらの課題に対して、国では地域包括ケアシステムの構築や子ども・子育て支援施策の充実、全世代型社会保障の検討など、将来を見据えた制度の拡充が図られています。
しかし、団塊世代が後期高齢者となる2025年、団塊ジュニアが65歳を迎える2040年と、生産年齢人口がさらに減少する一方で、支えを必要とする人は増加することが予想され、制度・サービスの維持が困難になることも考えられます。また、8050問題やダブルケアなど、様々な要因が複合的に絡み合った生活課題を抱える人も増えており、制度だけでは対応できない、制度の狭間で支援が届かない人も多くなっています。
そのような課題に対応するためには、制度やサービスだけに頼るのではなく、近隣での相互援助を含めた地域活動やボランティア活動をはじめ、民間企業・事業所の社会貢献活動などの制度に基づかないサービス(インフォーマルサービス)によって柔軟に対応することが重要となります。国では、地域課題について住民自身が「我が事」として解決に取り組むとともに、様々な課題に対して包括的に対応する、分野を超えた「丸ごと」の相談支援体制をつくる『地域共生社会』の実現をめざしています。住民同士のつながりが希薄化する中、コミュニティの基盤強化や担い手づくり、様々な活動主体によるネットワークづくりが求められます。
坂出市社会福祉協議会では“地域における福祉課題について、地域住民や福祉関係者等が連携・協力して、主体的に解決に取り組む”という「地域福祉」を展開するために、平成7年度~16年度までの10年間の計画として地域福祉活動計画『坂出ふくしプラン21』(平成13~16年度は『改定・坂出ふくしプラン21』)を策定しました。
その後『新・坂出ふくしプラン21』(平成17~21年度)、『第3次 坂出ふくしプラン21』(平成22~26年度)、『第4次 坂出ふくしプラン21』(平成27年度~31年度)と取り組みを進め、この度、第5期の計画となる『第5次 坂出ふくしプラン21』を令和2年度~6年度までの5年間の計画として策定しました。
平成31年度には行政計画である『第三次 坂出市地域福祉計画』が策定されており、地域福祉活動計画と相互に連携・補完しあい、「地域共生社会」の実現に向けて“福祉のまちづくり”を推進しています。
表紙・裏表紙 (2105KB) |
あいさつ・目次 (1748KB) |
第1章 はじめに (2329KB) |
第2章 計画の概要 (1906KB) |
第3章 計画の内容(基本理念・基本目標) (2018KB) |
第3章-1 基本目標Ⅰ 実施計画 (2281KB) |
第3章-2 基本目標Ⅱ 実施計画 (1879KB) |
第3章-3 基本目標Ⅲ 実施計画 (1850KB) |
第3章-4 基本目標Ⅳ 実施計画 (1837KB) |
第3章 計画の体系 (1687KB) |
資料編 (3340KB) |
地区スローガン (1692KB) |
概要版 (1020KB) |